「お墓を見ていく世代がいない」「子どもに迷惑をかけないように綺麗にしておきたい」等の理由から、墓じまいの件数は年々増えてきています。緑が丘霊園内に納骨塚ができ、改葬がしやすくなった点も増えてきた理由のひとつのように思います。今回は墓じまい(弊社との契約後)の簡単な流れをご紹介します。 ①役所の書類を提出・・・墓じまいをするには主に「墓所使用許可証」「改葬許可証」が必要となります。 ・墓所使用許可証は、紛失した場合は再発行手続きができます。名義人が亡くなっている場合は名義変更が必要です。(名義人と連絡が取れず許可がもらえない場合は、墓じまいはできません) ・改葬許可証の発行には、お骨の移動先の証明となるもの(お寺の納骨堂の領収書や、納骨塚の使用許可証等)が必要です。 ②まずは墓石本体を撤去、お骨を取り出します。 魂抜き(必要な場合)の後、最初に本体を撤去します。するとカロート(お骨が納めてある穴)が見えますので、お骨を全て取り出します。お骨は一旦弊社で預かり、必要に応じて洗浄・乾燥をしたり、骨壺に納めるなどの処理をします。
お骨は用意ができ次第お客様へ引き渡します。緑が丘納骨塚は、弊社にて代行で納めることも可能です。 ③基礎コンクリートの撤去 最後に、残りの石材と基礎コンクリートを撤去、更地にします。お天気によっては工事が難しいこともあり、コンクリート内に鉄筋が入っている場合もあるため、完全撤去までにはお日にちがかかります。 お墓の大きさや墓所、宗派等によって流れは異なります。詳しくはお気軽にお尋ねください。 お墓の腰石工事を行いました。腰石とは、基礎コンクリートの側面に貼られた石のことです。 基礎を風化から守る役目がありますが、今回のお墓では、おそらく凍害によって外柵がずれ、後ろ側の腰石がはがれてしまったような状態でした。 基礎を少しはつり、外柵を一度解体してきれいに積み直し、腰石は新しいものに取り替えました。最後にシリコンのメジ留めを施して完成です。
メジが劣化し、取れて開いた隙間に雨や雪が入り込むのが石がずれる主な原因です。定期的なメジ補修や積替えが、お墓を丈夫に保つためにも大切です。 石と石のつなぎ目を留めているメジですが、経年劣化により取れたり浮いてきてしまう場合があります。放っておくと隙間に雨や雪が入り込み、膨張して石と石の間を広げていってしまいます。 早いうちでしたら、「メジ補修」が可能です。古いメジ材を取り除き、新しいシリコンメジで修復します。 画像のような軟石の場合、セメントメジで補修をします。ただし、セメントメジの寿命は短いため、数年で取れてしまうこともあります。
◎以下の場合は補修が難しく、積替え(石を解体し再度組み上げる)をおすすめします。 ・メジが取れ、隙間が広く開いている場合 ・石がずれている場合 ・御影石にセメントメジが施してある場合 (※セメントメジの上からシリコンメジは乗らない為。) 補修はあくまで一時的な「補修」ですので、程度により「積替え」をおすすめしています。お墓の状態によって最適な修繕方法が様々なため、詳しくはお気軽にご相談ください。 今回は袖石(階段両脇の石)の積替え工事を行いました。元々あった花壇に石で蓋をしており、雨水が溜まるものの抜け道がなく、組んだ石を内側から押しているような状態でした。一度石を外し、花壇の土も撤去。きれいに組み直すことで見た目も美しく、水も抜けていく構造へと修繕しました。
一緒に砂利の入替と土間洗浄も行ったため、明るくきれいな印象に仕上がりました! 栗沢の墓地に新しいお墓を建設しました!インド産の御影石を使用し、高級感ある堂々とした佇まいのお墓に仕上がりました。 こちらは工事途中のお写真。向かって左側の外柵が収納庫となっています。土間も広々として、大人数でもお参りがしやすい形です。 こちらは字の打ち合わせの為、工場にて保管していた本体に書体の見本を貼付けたもの。現物に貼って確認することで、全体のバランスを見ながらちょうど良い字の大きさ、書体の形を摺り合わせていきます。お客様の了解を頂いた後、実際の文字彫刻作業へと入ります。
このように、各工程をひとつひとつ丁寧に行い、世界でひとつだけのお墓へと仕上げていきます。 |
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December 2024
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