先日、基礎工事を行った墓所が完成しました。
基礎コンクリートは全面に敷石を張ることで風化を防ぎます。背の低くフラットに近い外柵を回すことで、圧迫感の少ない広々とすっきりした墓所に仕上がりました。シンプルな分、墓石本体の特徴的なデザインが際立ちます。 去年からお話を頂いていたお客様、雪も溶け石材も無事入荷したため、建墓工事がスタートしました。既に墓所はお持ちでしたが、基礎コンクリートの風化が進んでいたため、傷んだ部分をはつります。 今ある基礎を最大限生かしながら利用することで、費用削減にもつなげました。
続きの工事内容はまた後日お届けします。 新型コロナウィルスの影響により、外出自粛要請でなかなかお墓参りに行けないという方もいらっしゃるかと思います。弊社では5月の連休などに合わせ、お墓参りの代行も承っております。
【代行内容】 ・参拝 ・献花 ・お供物、線香、ろうそくのご用意 ・お墓のお掃除 ・墓所の除雪 等 ご必要な内容に応じて対応いたします。詳しくはお気軽にご相談ください。 ※墓所の積雪状況によっては、代行が難しい場合もございます。 今回、墓所の解体・撤去を依頼されたお客様は、基礎コンクリートが2区画分繋がっているお墓でした。親戚等が隣同士の区画で、建墓の際に基礎をまとめて打つことはよくありましたが、墓所を返還するには更地にすることが条件です。この場合、片方だけの墓所を返還するには基礎を半分に切断する必要があります。 撤去しない向かって左側のお墓に極力影響が出ないよう、細心の注意を払いながら基礎を切断していきます。 一旦外してあった小柱とパイプを再び取付けます。 右側の墓所のみを更地にすることができました。切断した基礎の断面は、来春雪解けを待ってから、左官工事にて綺麗に仕上げます。
このような墓所の場合、両方のお墓の持ち主から工事の了解を得ることが重要です。「墓じまい」の傾向が急速に広がる昨今ですが、お墓のこれからについて、まずはよく家族や親戚同士で話し合ってみてはいかがでしょうか。 数あるリフォームの中でも、近年多く頂いているのが「今ある昔ながらの和型のお墓を、洋型にリフォームできないか」というお問い合わせです。宗派が変わった...今風のモダンなものにしたい...など理由は様々ですが、背の高いお墓は地震での倒壊が心配なので、背が低めで安定性のある洋型に変えたい...というご要望を多くお聞きします。 今回のお客様は、違う苗字の方・違う宗派の方がこれから入る可能性があるということで、打ち合わせの結果洋型へとリフォームすることになりました。 形はシンプルですが、黒と白2種類の御影石を使うことにより、モダンですっきりとしたオリジナリティのあるお墓に仕上がりました。墓石本体の中台と芝石(1段目・2段目の石)は元の石を再利用することで予算も節約しています。 すっきりシンプルにまとめるため、花立の器具は中台に空けた穴へ落とし込む形を取りました。 専用の機械でゆっくり慎重に穴を空け、加工を施します。雨や水が溜まるのを防ぐ為の水抜き穴も、両横側にしっかりと空けました。このようなそれぞれのお墓に合わせた細かい加工ができるのも、自社工場を持つ強みです。 ぴったり綺麗に収まりました。
墓所や今あるお墓の状態により、オススメのリフォーム方法は様々です。ざっくりと「洋型にしたい」というご希望から入り、弊社からのご提案やお見積り等、入念な打ち合わせ・擦り合わせを経て理想のお墓へと近づけていきます。まずはお気軽にご相談下さい。 |
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December 2024
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