お客様より、「今度納骨するにあたり、カロート(お骨を納める部屋・骨室のこと)内の雑草をなんとか処理できないか」とのご相談を受けました。カロートは基本的に床面が土のため、墓所によってはどうしても雑草が生えて来てしまいます。お客様の墓所も、かなりスギナが生えている状態でした。 手作業で雑草を抜くのが一番簡単な方法ですが、カロート内の深い所は手が届かず、完全に取り除くことはできません。そこで、お客様の「この機会に徹底的に」とのご要望を聞き、思いきってカロート内のリフォームを行うことになりました。 お墓本体を一旦外し、納められていたお骨も一度お預かりします。雑草を綺麗に抜いた後、床面(土の上)に防草シートを敷きます。 お客様の墓所はカロートの壁面がコンクリートの状態になっていましたので、四方に御影石を貼りました。こうすることで防草シートもしっかり固定することができ、より雑草の発生を防ぐ効果があります。 防草シートの上には、カロート内の水はけを良くし、雑草も生えにくくする効果のある材料を敷きました。(レンガを粉上に砕いたようなものです)この上へお骨を安置していく形です。
普段なかなか目にする機会の少ないカロートの中。ご先祖様に安らかに眠って頂くためにも、納骨などの際に気になる点・お気づきの点がありましたら、お気軽にご相談下さい。 古くなった花立・線香立・ロウソク立の器具を、丈夫なステンレス製に取替えたいとのご依頼を受け、お墓を確認してみると・・・ 線香立の後ろの部分、石が欠けてしまっていました。おそらく線香立に溜まった水が流れ、冬の間にしばれたことで割れてしまったのかもしれません。器具の取替えと同時に、この欠けた石の補修も行ってはどうかと提案しました。 水鉢(家紋の入った石)を工場に下げ、古い器具を外し、新しいステンレスの器具を取付けます。 欠けた部分は、砕いた石の粉と接着剤を混ぜたもので埋め、表面を綺麗に磨きます。とても職人技の光る作業です。欠けを直した部分には器具を取付けることが難しいので、新しい線香立は水鉢のくぼみの中に取付けました。(本来このくぼみは仏様の飲む水を溜める場所ですが、やむを得ない場合に限り、ここへ器具を取付ける場合があります) 石の欠け補修は技術的にもお手間のかかる作業です。完ぺきに修復することは難しいですが、ご先祖様から大切にしてきた御影石を今後も繋いで行く為に、時には有効な方法になるでしょう。
※墓石の状態により修復が困難な場合もあります。詳しくはお気軽にお尋ね下さい。 基礎コンクリートや軟石の風化、開いてきたメジ(石のつなぎ目)、成長しすぎた植木、手入れが難しくなってきた雑草の処理など・・・長年にわたり世代を超えて大切にしていくお墓ですが、年数が経つごとにメンテナンスが必要となります。 場合によっては古いお墓を撤去して新しいお墓に建替えるという方法もありますが、現在の石材を利用しつつ、気になる問題を一斉に解決できる「リフォーム」もおすすめです。 △現在の石碑や墓誌はそのまま利用。低めだった基礎コンクリートはかさ上げし、外柵の小柱とパイプを新しいデザインに一新した例です。また、全面敷石にすることで基礎の風化も防ぐことができます。 △傷んだ基礎コンクリート部分をはつって新たに打設。植木は撤去し、綺麗になった基礎の上に御影石を回した例です。外柵は高さを出さずフラットにし、砂利を使うことでコストを抑えることができました。 墓所や現在のお墓の状態などによって、オススメの方法や可能な工事方法が異なります。詳しくはお気軽にご相談ください。
テレビなどでも放映され、話題となっている「墓じまい」。後を継ぐ人がいない、墓所が遠方でなかなかお参りに来られないなどの理由から、年々その件数は増えてきています。
そんな中、多くいただくお問い合わせの中に「墓じまいはいくらくらいかかるの?」というものがあります。初めてのことですから、全く検討もつかないというお客様の気持ちはよくわかります。 結論を言いますと、「いくらくらい」というのはすぐにはお伝えできないことが多いです。 墓所の位置、お墓大きさ、基礎コンクリートの有無、外柵はどのくらいの規模か、石の種類、またお墓の撤去費以外にもお骨を洗浄するかどうか、魂抜きをしていただくのであればお寺様へのお布施、お骨を合同墓や納骨堂へ預ける際の代金・・・などなど、お墓やお骨の状態により金額が大きく変わるからです。 その場ですぐにお答えが難しいため、弊社では必ず墓所を確認させて頂いてから、お値段をお伝えしています。お墓の大きさや基礎の深さ(地中まで埋まっていることが多いので、地中の深さも)をしっかりと計り、1件ずつ丁寧にお見積りしています。 少しお日にちはいただきますが、ご理解いただければと思います。 墓じまいについて気になる点、ご質問などございましたら、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。 お客様からのご依頼で、墓所に設置するための御影石の像を発注しました。
お客様より愛犬のお写真を様々な角度で撮って頂き、立体の石像の形へと落とし込みます。肉感やつぶらな瞳、可愛らしい佇まい。今にも動き出しそうな生き生きとした仕上がりに、社長の愛犬・ココも興味津々のようです。。 |
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December 2024
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