数あるリフォームの中でも、近年多く頂いているのが「今ある昔ながらの和型のお墓を、洋型にリフォームできないか」というお問い合わせです。宗派が変わった...今風のモダンなものにしたい...など理由は様々ですが、背の高いお墓は地震での倒壊が心配なので、背が低めで安定性のある洋型に変えたい...というご要望を多くお聞きします。 今回のお客様は、違う苗字の方・違う宗派の方がこれから入る可能性があるということで、打ち合わせの結果洋型へとリフォームすることになりました。 形はシンプルですが、黒と白2種類の御影石を使うことにより、モダンですっきりとしたオリジナリティのあるお墓に仕上がりました。墓石本体の中台と芝石(1段目・2段目の石)は元の石を再利用することで予算も節約しています。 すっきりシンプルにまとめるため、花立の器具は中台に空けた穴へ落とし込む形を取りました。 専用の機械でゆっくり慎重に穴を空け、加工を施します。雨や水が溜まるのを防ぐ為の水抜き穴も、両横側にしっかりと空けました。このようなそれぞれのお墓に合わせた細かい加工ができるのも、自社工場を持つ強みです。 ぴったり綺麗に収まりました。
墓所や今あるお墓の状態により、オススメのリフォーム方法は様々です。ざっくりと「洋型にしたい」というご希望から入り、弊社からのご提案やお見積り等、入念な打ち合わせ・擦り合わせを経て理想のお墓へと近づけていきます。まずはお気軽にご相談下さい。 お客様より、「今度納骨するにあたり、カロート(お骨を納める部屋・骨室のこと)内の雑草をなんとか処理できないか」とのご相談を受けました。カロートは基本的に床面が土のため、墓所によってはどうしても雑草が生えて来てしまいます。お客様の墓所も、かなりスギナが生えている状態でした。 手作業で雑草を抜くのが一番簡単な方法ですが、カロート内の深い所は手が届かず、完全に取り除くことはできません。そこで、お客様の「この機会に徹底的に」とのご要望を聞き、思いきってカロート内のリフォームを行うことになりました。 お墓本体を一旦外し、納められていたお骨も一度お預かりします。雑草を綺麗に抜いた後、床面(土の上)に防草シートを敷きます。 お客様の墓所はカロートの壁面がコンクリートの状態になっていましたので、四方に御影石を貼りました。こうすることで防草シートもしっかり固定することができ、より雑草の発生を防ぐ効果があります。 防草シートの上には、カロート内の水はけを良くし、雑草も生えにくくする効果のある材料を敷きました。(レンガを粉上に砕いたようなものです)この上へお骨を安置していく形です。
普段なかなか目にする機会の少ないカロートの中。ご先祖様に安らかに眠って頂くためにも、納骨などの際に気になる点・お気づきの点がありましたら、お気軽にご相談下さい。 8月10日〜8月18日までのお盆期間、緑が丘店の方休まず営業しています!
お参りの際に気になったことやお墓についての相談など、是非お気軽にお立ち寄りください。スタッフ一同心よりお待ちしております。 ※夕方4時頃までの営業となることがあります。4時以降にご来店希望の際は、お手数ですが事前にご連絡をお願いいたします。 ※国道12号線沿いの本店はお休みしております。 古くなった花立・線香立・ロウソク立の器具を、丈夫なステンレス製に取替えたいとのご依頼を受け、お墓を確認してみると・・・ 線香立の後ろの部分、石が欠けてしまっていました。おそらく線香立に溜まった水が流れ、冬の間にしばれたことで割れてしまったのかもしれません。器具の取替えと同時に、この欠けた石の補修も行ってはどうかと提案しました。 水鉢(家紋の入った石)を工場に下げ、古い器具を外し、新しいステンレスの器具を取付けます。 欠けた部分は、砕いた石の粉と接着剤を混ぜたもので埋め、表面を綺麗に磨きます。とても職人技の光る作業です。欠けを直した部分には器具を取付けることが難しいので、新しい線香立は水鉢のくぼみの中に取付けました。(本来このくぼみは仏様の飲む水を溜める場所ですが、やむを得ない場合に限り、ここへ器具を取付ける場合があります) 石の欠け補修は技術的にもお手間のかかる作業です。完ぺきに修復することは難しいですが、ご先祖様から大切にしてきた御影石を今後も繋いで行く為に、時には有効な方法になるでしょう。
※墓石の状態により修復が困難な場合もあります。詳しくはお気軽にお尋ね下さい。 基礎コンクリートや軟石の風化、開いてきたメジ(石のつなぎ目)、成長しすぎた植木、手入れが難しくなってきた雑草の処理など・・・長年にわたり世代を超えて大切にしていくお墓ですが、年数が経つごとにメンテナンスが必要となります。 場合によっては古いお墓を撤去して新しいお墓に建替えるという方法もありますが、現在の石材を利用しつつ、気になる問題を一斉に解決できる「リフォーム」もおすすめです。 △現在の石碑や墓誌はそのまま利用。低めだった基礎コンクリートはかさ上げし、外柵の小柱とパイプを新しいデザインに一新した例です。また、全面敷石にすることで基礎の風化も防ぐことができます。 △傷んだ基礎コンクリート部分をはつって新たに打設。植木は撤去し、綺麗になった基礎の上に御影石を回した例です。外柵は高さを出さずフラットにし、砂利を使うことでコストを抑えることができました。 墓所や現在のお墓の状態などによって、オススメの方法や可能な工事方法が異なります。詳しくはお気軽にご相談ください。
|
CategoriesArchives
June 2025
|