お墓の腰石工事を行いました。腰石とは、基礎コンクリートの側面に貼られた石のことです。 基礎を風化から守る役目がありますが、今回のお墓では、おそらく凍害によって外柵がずれ、後ろ側の腰石がはがれてしまったような状態でした。 基礎を少しはつり、外柵を一度解体してきれいに積み直し、腰石は新しいものに取り替えました。最後にシリコンのメジ留めを施して完成です。
メジが劣化し、取れて開いた隙間に雨や雪が入り込むのが石がずれる主な原因です。定期的なメジ補修や積替えが、お墓を丈夫に保つためにも大切です。 石と石のつなぎ目を留めているメジですが、経年劣化により取れたり浮いてきてしまう場合があります。放っておくと隙間に雨や雪が入り込み、膨張して石と石の間を広げていってしまいます。 早いうちでしたら、「メジ補修」が可能です。古いメジ材を取り除き、新しいシリコンメジで修復します。 画像のような軟石の場合、セメントメジで補修をします。ただし、セメントメジの寿命は短いため、数年で取れてしまうこともあります。
◎以下の場合は補修が難しく、積替え(石を解体し再度組み上げる)をおすすめします。 ・メジが取れ、隙間が広く開いている場合 ・石がずれている場合 ・御影石にセメントメジが施してある場合 (※セメントメジの上からシリコンメジは乗らない為。) 補修はあくまで一時的な「補修」ですので、程度により「積替え」をおすすめしています。お墓の状態によって最適な修繕方法が様々なため、詳しくはお気軽にご相談ください。 今回は袖石(階段両脇の石)の積替え工事を行いました。元々あった花壇に石で蓋をしており、雨水が溜まるものの抜け道がなく、組んだ石を内側から押しているような状態でした。一度石を外し、花壇の土も撤去。きれいに組み直すことで見た目も美しく、水も抜けていく構造へと修繕しました。
一緒に砂利の入替と土間洗浄も行ったため、明るくきれいな印象に仕上がりました! 栗沢の墓地に新しいお墓を建設しました!インド産の御影石を使用し、高級感ある堂々とした佇まいのお墓に仕上がりました。 こちらは工事途中のお写真。向かって左側の外柵が収納庫となっています。土間も広々として、大人数でもお参りがしやすい形です。 こちらは字の打ち合わせの為、工場にて保管していた本体に書体の見本を貼付けたもの。現物に貼って確認することで、全体のバランスを見ながらちょうど良い字の大きさ、書体の形を摺り合わせていきます。お客様の了解を頂いた後、実際の文字彫刻作業へと入ります。
このように、各工程をひとつひとつ丁寧に行い、世界でひとつだけのお墓へと仕上げていきます。 ようやく初夏らしい気候になり、墓所へお参りやお掃除に来られる方も多くなってきました。
今でもよくご相談頂くのが、やはり「お参りに来たら灯籠や墓誌が倒れていた」というものです。昨年の冬は雪が特別多く、これまでなんともなかったお墓も、少し前に直したばかりというお墓でも、被害が出ることがあったようです。 画像の墓所は灯籠の背が高かったため、特に雪の影響を受けやすかったようです。今回の工事では柱(一番長い部分)の石のみを撤去し、背を低く積み直すことで倒れにくい構造に修繕しました。 撤去はしたくない、でも頻繁に倒れてしまうのもなんとかしたい・・・そんな方へご提案したい修繕方法のひとつです。 ※完全に倒壊を防ぐことは難しいため、雪が降る前にビニールシート等で冬囲いされることをおすすめします。 |
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January 2025
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